原にスポットライト…新人お披露目も人気独り占め
ファンサービスの一環として14日、丸の内ビルで新入団選手16人の“お披露目式”を行った巨人。高校生ドラフト1巡目の坂本、希望入団枠の金刃ら注目選手はいるものの、もっとも会場がわいたのは原監督の登場シーンだった。
丸ビル1階ホールにやってきた約300人のファンは新入団の選手が壇上にあがってもイマイチ盛り上がらない。しかし、原監督が2階からエスカレーターで現れると拍手とともに大歓声。気をよくした原監督は右手をあげて声援にこたえた。
それまで整然としていた会場は若大将の登場によって混乱気味に。2階のカメラマン席には「原さんよ~」と初老の女性ファンが次々と“侵入”し、ステージに向けて携帯電話のカメラを一斉に構えた。お目当てはもちろん、原監督だ。
指揮官は「この選手たちは今、どれだけ無限の可能性があるか、どれだけ引き出しがあるか分からないと思う。これから壁や限界に直面するでしょうが、その向こうにあるのがわれわれプロの世界。大いに挑戦してほしい」とあいさつ。ところが「そいじゃ、また」と途中退場すると、ステージ周辺の観衆も次々と離れ、拍手もまばらに。早稲田実・斎藤のような誰もが知るスターがいないため、監督だけに視線が集中するのは仕方のないところか。16人の選手は入団当日いきなり人気というプロの壁を実感させられた。
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